最近では、キャンプやアウトドアでも燻製を作るのが人気ですが、それに伴って燻製器(スモーカー)もますます進化しています。サイズも小型な物(キャンプサイズ)から大型の物(業務用)までいろんなタイプの燻製器が出ています。
そこで今回は、キャンプなどのアウトドアシーンに最適な燻製器の選び方と人気商品について私なりに記事を書いて行こうと思います。
※ キャンプ・アウトドアに敵した燻製器(スモーカー)の選び方
①燻製の方法や食材に合ったサイズを選ぶ
燻製器(スモーカー)を選ぶときには、まず作ろうと思っている燻製の方法(熱燻・温燻・冷燻)を確認しましょう。出来上がる時間や状態がそれぞれの燻製の方法によってかなり違ってきます。
『熱燻』は、80度以上の高温で10分から60分程度で仕上げる燻製の事で、短い時間で食材に火を通しながら燻製の風味を食材にまとわせて仕上げるため、鍋タイプの小型の燻製器でも簡単にできるので初心者の方にもおすすめです。
『温燻』は、30度から80度程度の中温度で数時間の燻製が必要になります。食材の仕上がりは『熱燻』よりも燻煙時間が長いためより水分が抜け燻製の香りもしっかり付くので、時間に余裕のある方にチャレンジしてほしい燻製法ですね。
『冷燻』は30度以下の低温燻製で長時間の調理時間が必要になります。この燻製は、レシピによっては数日から1ヶ月以上をかけて燻製する専門的な燻製方法で、大がかりな燻製装置が必要になりますので、日帰りのキャンプ等には向きません。
ちなみに、私は料理人ですからこの『冷燻』にはとても興味が有り、個人的には挑戦してみたい燻製方法ですね。
②移動手段に適した重さの物を選ぶ
キャンプやアウトドアでは燻製器を購入する際に忘れずに確認して欲しいことが有ります。それは、燻製器のサイズは勿論ですがその重さも重要な要素になります。
なぜなら…
移動手段によってはコンパクトな小型の燻製器で有っても重量が結構有る物は運搬には困難を要するからです。車での移動以外の場合は(自分が持って移動する場合)負担が大きいので2Kg以下の物を用意した方が良いと思います。又、車移動で有っても駐車場からキャンプ場まで距離が有る場合も有るので、重い物だと持ち歩くのはかなり大変になりますから重量は必ずチェックしておきましょう。
③機能性に優れ、密封度が高く横から煙が漏れない物を選ぶ
燻製の場合、燻した煙が食材にまんべんなく当たらなければ良い状態の燻製は仕上がりません。キャンプやアウトドアでは、煙が沢山出ても余り気にすることは有りませんが、燻製器の中の煙が外に漏れることの方が多いと折角の燻製が美味く出来ません。燻製器の理想は煙が横から漏れず、まっすぐ煙抜きの穴から立ち上る状態が良いとされています。つまり、密閉度が良い物を探すことが必要です。
さらに、有ると便利な機能が温度計と空気孔です。燻製には温度管理も重要な要素の一つです。温度が高すぎると中の食材が丸焦げ状態になってしまいますし、チーズの様な溶けやすい食材の場合は、空気孔が有ると温度管理が容易に出来ます。
後は、網棚の枚数や高さ調節機能、食材の吊り下げフックも要チェックです。網棚は高さの調節が出来る物がベストです。食材の大きさによって高さが調節出来ると便利ですね。
まとめとしては…
キャンプやアウトドアでの燻製には、ベーコンや、チーズ等のおつまみ程度の食材なら小型の燻製器を選択して頂いた方が経済的で持ち運び等も楽です。それにキャンプの時には使える場所も大きさも、又仕上げる時間も重要な要素になりますし、もう少し大きな食材を使う予定なら食材の大きさによって燻製器の大きさを少し大きな物にした方が良いかと思います。
大型の燻製器でも『熱燻』はできますが、持ち運びやセッティングの際の時間などを考慮すると大型の燻製器は避けた方が良さそうですね。
又、『温燻』をお考えの方には小型の燻製器よりも少し大きめの燻製器がおすすめです。こちらの燻製の方法は『熱燻』より少し本格的で『冷燻』よりも手軽でキャンプやアウトドアでは比較的ポピュラーな燻製の方法なので中型の燻製器がおすすめです。
つまりは、燻製作りには燻した煙をそれぞれの燻製の方法によって効率よく循環させることが必要なのです。キャンプやアウトドアで行う燻製はまず、経済的で有ること。次に持ち運びに無理が無いこと。そして燻製を行う食材と燻製器の大きさは自分の行いたい燻製の方法によって選びたいと言う事です。
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